トランサミン 効果

トランサミンの効果について

トランサミン(一般名:トラネキサム酸)は、止血作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用を持つ合成アミノ酸です。医療機関では、以下の症状の治療に用いられます。

 

1. 止血

 

全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向
局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血
手術中・術後出血
抜歯後の出血
月経過多
尿路出血
眼科手術後の出血
耳鼻科手術後の出血
脳出血
2. 抗アレルギー

 

蕁麻疹
アトピー性皮膚炎
接触皮膚炎
薬疹
血清疹
食物アレルギー
花粉症
鼻炎
結膜炎
3. 抗炎症

 

扁桃炎
咽喉頭炎
口内炎
歯周炎
掌蹠膿疱症
ベーチェット病
川崎病
4. その他

 

肝硬変に伴う食道静脈瘤出血
子宮筋腫による過多月経
妊娠中の出血
トランサミンの作用機序は以下の通りです。

 

止血作用:プラスミンの働きを阻害することで、血液の凝固を促進します。
抗アレルギー作用:ヒスタミンの遊離を抑制することで、アレルギー症状を抑えます。
抗炎症作用:プロスタグランジンの産生を抑制することで、炎症を抑えます。
トランサミンは、比較的安全性の高い薬剤ですが、以下のような副作用も報告されています。

 

悪心
嘔吐
下痢
食欲不振
眠気
めまい
頭痛
発疹
蕁麻疹
血栓症
これらの副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。

 

トランサミンの服用上の注意点

 

妊娠中または授乳中の方は、医師に相談の上服用してください。
他の薬を服用している方は、医師に相談してください。
腎機能障害のある方は、慎重に服用してください。
長期間服用する場合は、定期的に血液検査を受ける必要があります。
トランサミンは、医師の指示に従って正しく服用するようにしてください。

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